ブログのタイトルを少し変えました。
その記念として、と言うわけでもないんですが、今回は、いつもと
趣向をかえてみました。
最近よく「こだわり」という言葉をよく目にしたり、耳にしたりします。
「こだわりの逸品」とか、「○○にこだわった物」とか。
この言葉は、今世の中にあふれている、大量生産・大量消費的なもの
との差別化を図る意味合いで使われていることが多いと思います。
でも最近、この「こだわり」という言葉に私は疑問を感じてしまったので、
少し書いてみました。
そもそも「こだわり」とは、どんな意味なんだろう。
辞書で調べて見ると、
①気にしなくてもいいようなことを気にする。
②普通は気にしないようなことにまで好みを主張する。
③物事が滞る。
④他人からの働きかけを拒む。なんくせをつける。
などとあります。
これを見ると、今よく使われているのは、①や②の意味だと
思います。
食べ物でいえば、その食べ物をよりおいしくするために、
どこにでもあるような材料ではなく、それに本当に合った材料
を探し出したり、使うタイミングを考えたりということですよね。
こうやって考えていると、「なんかちょっと違うんじゃないの?」
と思えるものが最近あるような気がするんです。
ただ単に良い(高価な)材料を使っているだけとか、目新しいものを
使っているだけとか・・・。
「こだわり」という言葉の使い方に制限があるわけではないので、
使ってはいけないとか私には言う資格はありません。それに、
使っている人は自分ではこだわっていると思っているかもしれないので、
大きなお世話だと思います。
でも、あまりにもこのところこの言葉がたくさん使われていて、
大量生産の時代の対極をいくはずのものが、逆に大量生産されすぎて
いるんじゃないでしょうか?
「こだわり」のありがたみみたいなものが、薄れているような気がします。
こんなことを書いている私自身も、この言葉を安易に使ってしまっている
ことがあります。今回は、自分への戒めの意味もあってこんなことを
書いてみました。あくまで、私が勝手に考えているだけのことですが、
これからは、「こだわり」の使い方にもこだわっていきたいと思います。
へたな文章を最後まで読んでいただいて、ありがとうございます。
あなたのお考えなどをぜひ教えてください。